収縮性のある、立体的なウシ筋組織の形成
東京大学と日清食品の共同研究の論文で、長軸に沿って整列した筋管細胞を含む立体的なウシ筋組織の培養方法、そしてその筋組織が電気刺激に反応して収縮する様子が記載されています。具体的には、フィブリン-マトリゲル混合物が、足場として筋管細胞の成熟化に適していることや、ミリメートルの厚さのウシ筋組織の食品としての適性さ(硬さなど)が検証されています。(R.K)
Furuhashi, M., Morimoto, Y., Shima, A. et al.
“Formation of contractile 3D bovine muscle tissue for construction of millimetre-thick cultured steak.”
npj Sci Food 5, 6 (2021).