文献紹介3:大豆由来の多孔質タンパクを細胞成長足場として用いて開発された培養肉

大豆由来の多孔質タンパクを細胞成長足場として用いて開発された培養肉

 これはイスラエルのテクニオン-イスラエル工科大学、Tom Ben-Arye先生の論文で、大豆由来の多孔質タンパクを細胞成長足場として用いて培養肉の開発に取り組んでいます。この細胞成長足場上でウシ由来の筋衛星細胞、平滑筋細胞、内皮細胞を培養することに成功し、また、作製された培養肉は食用肉のような食感が得られたと記載されています。(R.T)

Tom Ben-Arye, Yulia Shandalov, Shahar Ben-Shaul, Shira Landau, Yedidya Zagury, Iris Ianovici, Neta Lavon & Shulamit Levenberg
“Textured soy protein scaffolds enable the generation of three-dimensional bovine skeletal muscle tissue for cell-based meat.” 
Nature Food 1.4 (2020): 210-220.