多孔質ゼラチンマイクロキャリアを使った培養ミートボール

　中国の北京大学から、ミートボールのような培養肉を作る手法について報告されています。具体的には、筋芽細胞、脂肪前駆細胞をそれぞれ多孔質ゼラチンマイクロキャリア上で増殖させ、これを3Dプリンタで作製した球状の網に詰めて、トランスグルタミナーゼで互いに接着させることで作製しています。作製した培養ミートボールは、従来の豚肉ミートボールと同様の力学特性と、高いタンパク質含有量を示しています。（R.T）

Ye Liu, Rui Wang, Shijie Ding, Liping Deng, Yuanyuan Zhang, Junyang Li, Ziao Shi, Zhongyuan Wu, Kaini Liang, Xiaojun Yan, Wei Liu, Yanan Du
“Engineered meatballs via scalable skeletal muscle cell expansion and modular micro-tissue assembly using porous gelatin micro-carriers”
Biomaterials 287 (2022): 121615